C隊行動記録 縦走 栂池高原〜乗鞍岳〜白馬岳〜猿倉
03.04.27〜28 L千々和宗一、宮田明人、稲垣晴夫、梶川栄、稲垣亮子
記 千々和 宗一
4月27日(日) 快晴
栂池高原ゴンドラ8:00 ・・・・・ 栂池ビジターセンター前 9:10 ・・・・・ 天狗原 10:15
乗鞍岳山頂 11:40 ・・・・・ 乗鞍ケルン 12:00 ・・・・・ 白馬大池 ・・・・・ 13:00
0時40分八王子駅発ムーンライト信州に乗車、白馬駅へと向かう。乗車率は40%程度。
GW初日にしてはちょっと寂しい。登山客を乗せた列車が賑やかに走る姿を想像していたのに。おかげで睡眠は十分に取れた。列車は予定通り白馬駅に到着。駅前のタクシーにのり栂池高原ゴンドラ乗り場へと向かう。ゴンドラ始発まで十分過ぎる時間があり、ホテル?にてコーヒーを飲む。とてもこれから山に向かうとは思えないほどのリラックス。
ずいぶん昔に栂池ヒュッテに泊まったことがある。が、まったくの様変わりで驚いてしまった。観光客も2組ほどいて、革靴にビニールを巻き雪がしみこまない様に工夫していた。非常に滑りやすそうだった。栂池ビジターセンター前にて出発準備の後、9時10分出発。快晴の中を天狗原に向けて高度を上げる。気持ちがいい。ゆっくりゆっくりと高度を上げる。木々も冬の間に降り積もった雪で、まだ目覚めていない。
天狗原はスノーボード、山スキーの登山客がほとんどで、縦走目的の登山者は我々以外、ほかに見当たらなかった。ヘリコプターがひっきりなしに上空を飛んでいる。スノーボーダーやスキーヤーを運び上げているのだ。その数の多さには驚いた。いつの間にか苦労は金で買える時代となっていたのだ。でも山登りはその苦労が楽しいんだよね。俄かヘリポートから、スキーヤー、スノーボーダーに混じり、乗鞍岳山頂へと向かう。この登りは、お金では買えないらしい。スキーを担ぎ、ボードを担いでいた。・・・まさか。リフトなんぞは造らないよね。と、心配してしまう。
稲垣さん、亮子さん、梶川さんが先を進んでいく。その距離が開いていくので、「後ろが確認できる距離を保ってください。」 聞こえたのだろうか、不安になった。白馬大池に向かうことは周知なので、ケルンあたりで待っているだろうと甘く考えていた。登りきったところで、宮田さんと夏道にトラバースした。ふみ跡がない。三人は夏道を行っていないのだ。「ここで戻り、探しなさい。」との声が頭をよぎるが、無視してしまった。ケルンに着くが、案の定3人の姿は見当たらない。ここでしばらく待つが出会える気がしない。ちょっとあせってきた。宮田さんにこの場所で待ってもらい、スキーヤー達のいるほうに探しに行く。見つけることができなかった。ケルンまで戻り、宮田さんと協議。白馬大池前にテントを張ることは皆知っているので、とりあえず大池に向かおう。と判断した。正直、疑心暗鬼だった。もし会えなければと思うと、不安を胸に残し大池へと向かう。
大池まで下ったところで、ケルン方向から声が聞こえた。振り返り合図する。3人と合流できた。先行の3人はトラバースせずに上りきったところで待っていたとのこと。私が探しに行った近くにいたらしい。探せなかった自分が情けないと思う。でも、会えてよかった。13時30分 テント設営完了。ほかにテントなし。蓮華温泉に向かう山スキーのグループが通過していくのみ。大池山荘は赤い屋根が少し見えるのみでほとんど雪に埋まっていた。あとは、テントに入り、私の号令で大宴会が始まった。
4月28日(月) 快晴
起床 4:30 ・・・・・ 出発 6:35 ・・・・・ 小蓮華山 8:20 ・・・・・ 三国境 9:20 ・・・・・
白馬岳山頂 10:20 ・・・・・ 村営白馬山荘 10:50 ・・・・・ 猿倉 11:20 ・・・・・ 二股14:20
三日月が浮かんでいる。外はもう明るい。
6時35分に出発。 大池から雷鳥坂(夏道)を行く。大池山荘は真っ青な空と白い雪に埋まり赤い屋根の覗かせている。まるで船が転覆して船底を覗かせているようである。
小蓮華山、山頂手前、這い松帯に潜む雷鳥と出会う。白い雷鳥を見たのは初めてであり、ちょっと感動した。稜線上は風が強く、特
別に寒いとは思わなかった。見渡す限りの山、山。稲垣さんがいろいろ山の名前を教えてくれた。ほとんど登っているらしい。白馬岳山頂へは、夏道を行くことができた。であった登山客は、雪倉岳へと向かう山スキーのパーティー1組のみ。静かな山歩きを満喫できた。山頂では思わぬ突風で稲垣亮子さんの帽子が飛ばされた。(主稜方面) A隊が拾ってくれるよ、などと慰めとも思えぬ冗談も飛ばしていた。村営白馬山荘前にて大雪渓を下る前の休憩を取った。大雪渓を下る。
皆、思い思いの下り方を楽しんだ。シリセード、グリセード、板なしスキー滑降、猫くだり?(亮子さん)。「亮子!そんな降り方じゃ日が暮れるぞ! アイゼンをつけろ」と晴夫さんが励ます?。暖かきかな夫婦愛。
13時20分猿倉山荘にやっと、到着。バス、タクシーの乗り入れは5月1日からとのことであり、二股まで歩く。猿倉のバスの折り返し場所に、バスがいたので、乗せてくれと頼んだが、「試運転なのでご乗車できません。」「試運転なら試乗させろ。」と食い下がったが、やっぱり断られた。二股までは遠い。5月からバスが通ると思うと、やけに遠く感じた。
二股で八方温泉という露天風呂にはいる。(男女別)沸かしなおしをしていない、天然温泉のためお湯がとてもきれいである。いつもなら車で通りすぎるところ。歩きのおかげで、発見できたようなものだ。料金も400円で安いと思う。17時10分白馬駅発のあずさにて帰宅。2日間とも快晴に恵まれ、楽しくもあり、反省点も多々あり、収穫の多い合宿であった。
春山合宿 白馬岳縦走感想
2003.4/28〜29
記 稲垣 亮子
白馬と言えば20年程前に、白馬主稜と杓子岳以来である。栂池ヒュッテまでゴンドラ、ロープウエイのアプローチは楽だった。2日間とも天候に恵まれる。28日 栂池ヒュッテ→天狗原→乗鞍→白馬大池山荘 T.S。乗鞍まではスキー客を乗せたヘリが空中を何度も往復している。やはり白馬はスキー客で賑やかだった。途中パーティが別れてしまう。乗鞍岳では撮った写真がない。そのまま白馬大池山荘に向かう途中の大池で、千々和さん、宮田さんと出会う。大池山荘は屋根まですっぽり埋まっていた。やはり白馬は雪が深い。その日のメニューは鳥の肉団子スープ
29日 白馬大池山荘前 →小蓮華山 → 白馬岳 →白馬尻→ 猿倉 →二股
白馬岳の途中久々の白い雷鳥に出会う、我が家と同じ夫婦仲がいい。 今回は体調もいい。
白馬から剣岳、妙高等が展望。 主稜をみてよくこんなところを…・と今さらながら感心する。
強風で帽子を主稜側へ飛ばされてしまった。
小雪渓〜大雪渓 (槍沢よりなかなかいい雪渓だ)を下り白馬尻へ……
ここは晴夫から13年ほど前に遭難しかかったところだと聞かされる。
丁度、主稜の取り付き地点だ。 こんなとろろで……・と、恐ろしくなる。
猿倉からは歩きで二股へ…途中蕗の藤を採取しながら…・ 二股で露天温泉で汗を流した。
記 宮田 明人
皆さん 大変お世話になり有難うございました。好天さらに素敵なパートナーに恵まれ、最高の山行でした。二俣までの難行が仕上げ。そして快適な露天風呂。よく見れば地図に載っていますね。普段はタクシーで通過していた所でした。一方、私は体力の衰えを毎年感じ、「もう迷惑はかけられないかな」といつも思います。皆さんと同じように歩いていたら、バラバラになることもないでしょうに(ガスっていたらまとまって歩きますね)。天気もよく、離れても安心と、スキーヤーの終点に向かわないで、何の躊躇もなくトラバ−スして、夏道を進みました。ケルンで会えなかったのには多少焦りました。大池の小屋付近で幕営と決めていたものの、広い乗鞍岳の山頂で両方が探している妙な体験でしたね。
大雪渓の下部、主稜の取り付き点付近は雪崩の巣、今にも落ちそうな雪のブロックが上部にいくつもあるのに、その下に二つのテント。 情報入手・伝達の重要性を痛感した山行でした。
★反省コメント
@自分の担当について(食料担当)
食当であるにもかかわらず、レシピは梶川さんに勝手に一任してしまいましたが、
サブとしての役割に徹したつもりです(ex 残飯整理したり、ムードを盛り上げたり???)
A行動中について
またもや昨年の夏合宿(穂高)と同じで2パーティに別れてしまうお互いの姿が見える範囲での行動をすべきと思う。無線機は2台必要だったかもしれない
Bリーダーについて
沈着冷静、しかも面倒見がよく、とてもやさしい素晴らしいリーダーでした。
C気が付いたこと
耳栓は多いに役に立った。特に自分の鼾が聞こえなかったことは良かった
すっかり忘れておりました。春合宿報告
03.04.27 〜 03.04.28
記 梶川 栄
この、私の、すっかり忘れて・・・が、問題でした。
食料担当として、あったらいいなと思われるもの(購入したにもかかわらず)を2
つ忘れて、ごめんなさい。量は、多めでしたが、食事時間が長かった(楽しかった)せいか、なんとか皆さんのおなかに入ったようです。
朝のうどんは、真空パックのものでしたが、ちょっと重かったでしょう。1泊なので我慢していただきましたが、お持ちになった、千々和さん、ごめんなさい。
ゴンドラとロープウェイを乗り継いで、という豪華な合宿。白馬の里はこれから桜
が満開になるところでした。
お天気に恵まれ、北アルプスの美しさを堪能しての山行は、とても楽しいものでし
た。やはり、乗鞍でのパーティが分離してしまった行動は、反省します。無事、合流して、白馬大池での快適なキャンプサイト。ちょっと、テントは低かったけれど、われら中年は、元気でした。
翌日も 晴れ、白馬岳山頂は強風で、記念撮影もそこそこに下山。白馬から猿倉まで
は、思っていた(夏の大雪渓)以上に長く感じられたのは私だけ?。さらに猿倉から二股までの林道歩きも、ふきのとうの収穫はありましたが、以外に長く、それだけに、露天風呂は最高でした。
個人的には、先月、膝を痛めた後で不安もあったのですが、何とか、歩けて良かった
と思っています。
白馬岳に登っての感想 および反省
記 稲垣 晴夫
非常に楽しい山行だった、白馬大池のテントは最高、小屋の屋根だけが見えている少し先での幕営、誰もいない、目の前には、雪倉、朝日、谷内さんらの山スキーが行くコースが良く見える、夕食はたっぷりの時間をとっての豪華料理、平均年齢が50歳のパーテイ、昔なら考えれらないが現在の中高年の登山ブームの中では、当たり前に。
白馬岳頂上への道も、皆、快調に登り目の前の剣岳に見ほれる、主稜にも数パーテイが取り付いている、大雪渓の下りは、スキーがほしかった、でも、一歩づつ降りるのも、せっかく苦労した山を味わって降りるのもまたいいものである。
13年前、暁の冬合宿で、吉原、大竹、稲垣が雪崩にあい、九死に一生を得た馬尻小屋付近を認めることができた、幕営の場所がたった数十メートルの差で、3人の命が失われた場所を歩くと、今更ながら、運命の不思議を感じる。
反省として、乗鞍岳に登る時にパーテイが別れて、一時、合流が出来なかったこと、リーダーの言うとおり、「見える範囲で動いて下さい」その通りでした。
装備について、無線は、上記のこともあるので、2台あったらよいかもしれない。 天候、メンバーに恵まれ、そして最後の露天風呂、&ビール、至福の山行でした。