Los Angeles 通信 No.7 since Novenber 2004
4.25.2006
Los Angeles通信はChijiwaがここLos Angelesにおいてお世話になっている登山クラブの許可を得て掲載しております。
米国の雄大な自然の中には、日本の山とは違った魅力が有り、また危険も潜んでいます。山容の大きさ、気候から何も
かも違う自然ですが、自然と向き合う人たちの気持ちは日本も米国も同じです。
ここでは、クラブのメンバーが感動したこと、また危険とどのように向き合そしてい回避しているかをe_mailからの抜粋
及び投稿記事から抜き出しました。いつかきっとこのHPをご覧になっていただいている方々が米国の自然に興味を持ち
いつの日か米国の山に出かけるときの参考にしていただければ幸いです。
Ice House Saddle (7,580ft / 2,310m)
報告日 2006年4月16日(日)
報告者 Koichi Hata (White Mountains Hiking Club)
chijiwa(akatsuki/White Mountains Hiking Club)





ICEHOUSE CANYON TRAIL
広大なロサンゼルス・メトロポリスの平原の真北を東西に広がるサンガブリエル山脈。 そのほぼ
最東端に位置するハイキングトレイルがこのICEHOUSE CANYON TRAIL。
文字通り「氷室峡谷トレイル」といったところだが、驚くことなかれ、1860年ごろ、この谷間で削られた氷が遠く離れたロサンゼルスまで運ばれていたという。
登山口を過ぎ、渓流の左岸を登り進む。 松、杉、樫の木の林を抜ける。 途中、トレイルが右岸に移ったところに、ここから先は「クカモンガ動植物保護区域」の標識があり、帰路WMHCの往年のロッククライマーたちが挑戦して興じた「氷室岩」もここにある。
トレイルの勾配がやや傾斜を増し、やがてまた左岸に移り、ジグザグを繰り返し、広い鞍部に到着。 ICEHOUSE SADDLE。 五叉路。 直進(東へ)すると砂漠へと下りていく。 左(北)へ進むと、3T‘s トレイルを経てMt.Baldyへと続く。 3T’sとは、「T」で始まっている山が三つ連なっているからだ。 Timber Mountain、Telegraph Peak、Thunder Mountain。 一方、右(南)へは二つのトレイルがそれぞれ又別な山頂へと続いている。
Koichi Hata
今回のトレッキングは、Ice House Canyon Trailを利用してIce House Saddle迄の往復であった。
Saddleとは鞍部の意味であり、峠となっている。この峠を起点に北のトレールをたどっていけばDEVIL'S
BACKBONE
TRAIL を経由してMt.Baldyへと到着する。その前に、3T(Timber Peak/Telegraph
Peak/ThunderMtn.)と呼ばれる三
つのピークとMt.Harwoodを踏まねばならない。このようなロケーションである。
朝8:00にMt.Baldy Viseiter Centerに集合。レンジャーステーションに行き情報を仕入れる。ここからTrail Headまでは
近く、5分ほどで到着。おっと、車で5分ほどの距離です。
08:45に各自準備をしてTrail Headを出発する。森の中、渓谷に沿って歩く。森の中に古い家がぽつんぽつんと出てくる。
今は使われていない家が多いようだ。かつて氷を切り出していた頃にはずいぶんと賑わっていたのだろう。
我々の他に数パーティ、韓国パーティが比較的に多い。ロサンゼルスにもいくつかの韓国人山岳会があり、彼らの
修行場としてこのトレールが使われているそうだ。
高度を稼げば景色が違ってくる。それは当然であるが、山に登るたびに「ああ・・ぁ、またこれたんだ」と思うひととき、
その瞬間が僕は好きである。
標高2,150mを越えた当たりから雪がでてきた。様子を見ながら登るが、次第に雪の量も多くなり、アイゼンを装着した。
快晴の中、雪の上を歩くのは本当に気持ちがいい。
Ice House Saddleには10:40に着く。強い風が吹いており、メンバーは早くここを逃れたいという顔をしていた。
WMHC隊長のHataさんは「ようし、もうちょっと上に行くぞ!」と3T方面に向かって歩き始めるが、だれもついていかない。
気がついたのかすぐに戻ってきて「次回にしよう」と一言。今回のトレッキングの行程は、ここを往復なので一応目的
は達成している。少し下り風の当たらない場所を選んでランチタイムを取った。
帰りは、来た道を戻り、Trail Headには14:00に到着した。
あぁ楽しい、一日だった。
chjiwa