高見石〜北横岳山頂駅

期 日:2019年5月1日(水)~5月2日(木) 
参加者:Lそうべぇ、メイメイ

50周年記念山行は、1月の初詣山行からスタートした。八ヶ岳エリアは2月の会山行で本沢温泉をベースとして硫黄岳から天狗岳が繋がっていた。3月の個人山行でも高見石小屋から天狗岳をつなぎ少しずつだが距離を稼いでいた。本格的な取り組みは暖かくなった4月から丹沢エリアを中心に南から北に北上する山行が続いていた。私たちは、八ヶ岳エリアでも比較的入りやすい麦草峠を起点に高見石小屋から北に少しでも距離を伸ばそうと雨池峠近辺までを計画。また、次の計画が立てやすくなるだろうと思い起点がロープウェイ山頂駅となるコースを選んだ。そして、この日は「令和元年」のスタートの日でもあった。

5月1日(水)曇り時々雨
白駒池駐車場(10:40)-白駒池(11:00)-高見石(11:40~12:25)-丸山山頂(12:50)-麦草峠(13:40)-白駒池駐車場(14:00)

令和元年スタート日でもあるこの日、残雪の八ヶ岳に向かった。例年になくこの時期までこんなに雪が残っているのは珍しいとのこと。天気は曇りから雨。残雪に雨は少々寒い。白駒池駐車場から白駒池、高見石、麦草峠の周回が今日の予定だ。観光シーズンでさぞ賑わっているだろうと思っていたのだが、駐車場は閑散としていた。白駒池には青苔荘と白駒荘の2つの山小屋があり、ここはハイキンググループで賑わっていた。しかし寒いし雨なので、なかなか小屋から出られないのだろうか、白駒池を散策している人はあまり見かけなかった。白駒荘から高見石までは登りとなる。アイゼンを付けることなく高見石に到着した。霧雨とガスのため展望は得られなかった。山行の目的がルートを繋ぐことなので、展望が得られなくとも達成感や充実感がある。高見石小屋で「令和」と記されているカップラーメンを食べた。途中のコンビニで購入したものだが、これも記念の一つと思い写真も一枚撮った。12時25分ごろ小屋前を出発。雨は止む気配はない。

丸山山頂

丸山山頂を経て麦草峠に到着した。麦草峠には麦草ヒュッテがある。

麦草峠

以前泊まったことがあるとメイメイは言うが、思い出せない。ここから白駒駐車場までは森の中を歩いていく。森林浴ができる散策コースなのだろう。この日は白駒駐車場にて車中泊。

5月2日(木)曇り時々晴れ
白駒池駐車場(7:10)=麦草峠(7:15~7:20)-茶臼山(8:35)-縞枯山(9:30)-雨池峠(9:55)-山頂駅(10:45)-五辻(11:40)-麦草峠(13:25)

早朝に車を麦草峠駐車場に移動させ、雨池峠を周回する。天気は回復に向かっているようだ。時折、青空が顔を出す。でも風が強く、寒さを感じる。歩き始めると汗ばむが止まると汗で濡れた体は余計に寒さを感じた。麦草峠の茶水池はほとんど雪で覆われていた。大石峠を経由し茶臼山に登った。

縞枯山山頂

縞枯山から雨池峠までの下りは念のためアイゼンを付け降った。雨池峠から雨池を経由して麦草峠に戻るルートも考えたが、次の計画が立てやすいように山頂駅へと回るルートをとった。雨池峠からすぐの縞枯山荘でコーヒーを飲みながら小屋番との山談義は楽しかった。縞枯山荘は昔泊まったことがある。それは覚えていた。やはり、4月に降った雪のために雪解けが例年になく遅れているとのこと。山頂駅前まで雪が残っていることは珍しいようだ。30分ほど小屋で暖を取り出発した。山頂駅前は別世界だ。今までは静かは山歩きを満喫できたが、山頂駅前は観光地であり、私たちの格好が場違いではないかと思われた。冷たそうな雨雲と真っ青な青空がはっきりと分かれている。茶臼山、縞枯山上空が分水嶺のように西と東で分かれ、西斜面は青空が広がっていた。山頂駅からは西側斜面を歩くので暖かくて気持ちが良い。五辻、出逢いの辻を経由して大石峠にでて麦草峠に到着した。出逢いの辻から大石峠まではグズグズの雪で足を取られ歩きづらい。メイメイも苦戦している。陽射しはあるが風が冷たく、凛とした山行だった。13時25分に麦草峠に戻った。

(記 そうべぇ)

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