大崩山

期 日:2021年4月3日
参加者:Lヒー、ヨッシー、オヨシ

4月3日(土)晴れ時々霧
久手牧場入口(8:50)-1650m付近(10:20)-夫婦松(11:10)-2280m付近(12:35)-大崩山(13:30〜14:00)-1650m付近(16:20)-久手牧場入口(17:05)

山スキーは昨年の春以来、山行も久々。今回、初めて山スキーリーダーを担当した。大崩山(おおくずれやま)は乗鞍岳23峰の1つで、標高2523mの山スキー初級の山である。
関越道から長野自動車道に入るも、高速から見える山々にはあまり雪が残っておらず。大崩山も滑れる状態か心配したが、ここはまだスキーができそうだ。とは言え、融雪がかなり進み、牧場までの林道は板を履いたり脱いだり。

麓の林道の雪は融けている

牧場を通り過ぎて尾根に乗ってからも、雪を求めて林道と尾根を選びながら登った。

牧場を過ぎたら尾根へ

標高1600m以降は尾根にしっかり雪があった。

1600m付近の風景

暫く急登を登っていると、同じように登っている単独のおじさんに出会う。北陸の方のようで、同行の若手から初老までの方たちは隣の猫岳を目指し、ずいぶん先に行ってしまったらしい。とにかく元気なおじさんでよくしゃべる。御歳70超えなんだとか。少々疲れを感じていた私は元気をもらった!

夫婦松、松はどこにも見当たらない(苦笑)

標高1970m辺りの夫婦松でお別れして、我々は大崩山を目指す。

夫婦松で振り返ると穂高連峰が見える!

ルートは冬季閉鎖中の乗鞍スカイラインと数回交わる。雪も付いてすんなり合流するところもあれば、道路の法面が壁のように立ち塞がって回り込まないと登れないところもあった。

1618759967917

乗鞍スカイラインと合流

スカイラインを4回越えると、いよいよ大崩山へストレートに登り詰める急登が始まる。

ここから長い急登

山スキー初心者のオヨシは、1年前には急登が登れずレー子さんにしごかれていたが、だいぶ上手くなってきた。ズルズルと落ちそうになると上手く転んで防いでいた。いつの間に身につけた?凄い!私なら落ちる…

着々と登っていく

しばらくするとオヨシに異変が!腿が攣って痛そうにしている。ヨッシーに芍薬甘草湯を頂きたくさん水分を補給する。しっかり休めれば良かったのだが、下りの時間も考えると時間の余裕がなく…休憩もそこそこに、山頂を目指す。

山頂までもう少し

黙々と登りなんとか山頂に着いたのだが、のっぺり広くて標柱もなく、どこが山頂なんだかよく分からない。GPSを使って1番高そうなところに立ち大満足!

ここが山頂だよね!?(笑)

左から四ヶ岳、烏帽子岳、猫岳 ねこは滑り甲斐がありそう!

山頂でお腹を満たし、シールを剥がしていざ滑走!

ヨッシーの華麗な滑り!

来たルートを戻る予定だったが、大崩山と猫岳の谷に良さそうな斜面がありルートを少し変更。スカイラインまで快適な斜面を滑り降りる。雪質は良かった!間もなく、オヨシの足が再び痛み始める。樹林帯はなるべく避け、スカイラインや林道を使って降りることにした。大崩山はそれができるから良い。オヨシは滑りながら腿が攣って暫く動けなくなったりしたが、なんとか夫婦松まで滑り降りてきた。その後、針葉樹林帯は雪面がガタガタで滑りにくいこともあって、広葉樹林帯の滑りやすそうな雪面を求めながらグングン滑った。オヨシも良い感じでついてくる、楽しい!ふと、嫌な予感がして、そっとGPSを確認した。予定ルートから3~400mほど西にいるではないか…これはマズイ。予定ルートに戻るため、ヨッシーには偵察しながら先へ行ってもらい、オヨシを連れて後を追う事にした。樹林帯のかなり急な斜面をしばらくトラバースしなければならず、技術が追いつかなくなったオヨシは板を脱いで歩いてトラバースした。雪が緩く滑り、足が痛そうで見ていてハラハラした。なんとか予定ルートにたどり着き、ホッと一息。その後は安全な林道を滑ることにした。途中、滑ったら楽しそうな斜面があり、地図を慎重に読む。林道につながることが分かり滑走!(た、楽しい!めちゃくちゃ嬉しい!)

良い斜面でした~

山スキーでは夏山以上に読図を慎重にやらねばならないと反省した。予定時刻よりかなりオーバーして下山、まだ明るくホッとした。

(記 ヒー)

You may also like...