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2025冬合宿 蝶ヶ岳!

(2025.12.28〜30 感想文 コイケちゃん)

年の瀬の朝、坂巻温泉の駐車場には「満車」の表示。やむなく沢渡の駐車場まで戻ることになった。車を走らせながらアルピコ交通に電話し、タクシーの予約を入れようとするが要領を得ない。どうやら「沢渡に着いてから電話を」とのことらしい。到着して準備を進めるうちに、予約は不要で、数台のタクシーが沢渡駐車場と釜トンネルをピストンしている状況だと分かった。

釜トンネル入口に着くと、山岳警備の方から「今日はどちらまで? 計画書は提出されていますか?」と声を掛けられる。話を聞くと、この日、蝶ヶ岳へ向かう登山者はすべて徳沢からで、横尾から上がる者はいないという。
「ノートレースかもしれませんね」
その一言に、緊張が一気に走った。ラッセルは正直苦手だ。体力もさることながら、ルートファインディングには、いまだ確信が持てない。

緊張を冗談めかした会話でごまかしながら、釜トンネルへ入る。うっすらと白かった路面は、トンネルを抜けた瞬間、完全な雪道へと切り替わった。薄く締まった雪、澄み切った空気、そして迎え入れるように立ち上がる穂高の稜線。快晴の上高地は、これから始まる三日間の冬合宿を、静かに祝福しているようだった。

小梨平ではテントも少なく、この先も静かなものだろうと予想していたが、徳沢に着くと想像以上に多くのテントが点在し、年末らしい賑わいを感じる。計画では横尾からの取り付きだが、このまま徳沢沢から上がっても良いのでは、と一瞬迷いもよぎる。しかし予定通り横尾へ向かうことにし、徳沢以降、やや薄くなったトレースを辿って進む。

テント

↑横尾のテントは貸切だった。

途中、スノーシューを巧みに扱う女性登山者が下山してきた。話を聞くと、昨夜は蝶ヶ岳に取り付きテント泊、今朝は誰もいない山頂を満喫して降りてきたという。横尾の避難小屋にもテントが三張り残っているとのことで、トレースは「ばっちり」とのことだった。実際に確認するまでは油断できないが、その言葉に心の中で安堵する。
日差しのぬくもりに包まれた横尾のテント適地は、厳冬の只中にありながらどこか穏やかで、明日への期待を自然と膨らませてくれた。

翌朝、股関節に不安のあるGsoをテントに残し、麻呂リーダーとKツタと3人で蝶ヶ岳を目指す。樹林帯の中は驚くほど静かで、聞こえるのはアイゼンの爪音だけ。取り付きからの急登は容赦なく、ほとんど休ませてはくれない。午後から天候が崩れる予報もあり、気持ちばかりが先行して、足は自然と高度を稼いでいく。

景色

↑樹々の合間から朝日に照らされた槍ヶ岳も見える

 

やがて斜度が緩み、樹木の背が低くなってきたころ、林を抜けて視界が一気に開けた。胸の奥で小さな高揚が弾ける——が、それはほんの一瞬だった。

横尾からの分岐を越えた途端、空気の質が一変する。突風。いや、突風の連打だ。体を押し戻す力に抗えず、自然と膝を落とし、ストックを低く構え、耐風姿勢を取らざるを得ない。立って歩ける時間と、耐風姿勢でやり過ごす時間を交互に繰り返しながら、進むか、退くか、その都度、風と対話する。
進み得るギリギリ——その判断の連続こそが、冬の蝶ヶ岳の核心だった。

ヒュッテ手前のピークを山頂と勘違いし、ベースキャンプの曽我と無線で交信する。
「山頂アタック隊、現在山頂に到着しました!」
風にかき消されそうな声でそう伝えた直後、麻呂さんがぽつりと言う。
「……ここ、山頂じゃないかもしれない」
振り仰いだ先には、明らかにこちらよりも高いピーク。本当の頂は、まだ先だった。

まだまだ歩く

↑稜線に上がってから山頂が遠い

ヒュッテまで下り、装備を整えてザックをデポ。身軽になって最後の登りへ向かう。稜線では烈風が容赦なく吹き荒れ、長居は許されない。それでも、目の前に広がった槍・穂高の純白の大展望は、言葉を失うほどの美しさだった。写真を一枚、深呼吸を一度。すぐに踵を返し、風の弱まる樹林帯へ一気に逃げ込む。

その判断の速さもまた、冬山では技量の一つなのだと実感した。

最終日は一転して雪。夜通し降り続いた新雪がトレースを消し去り、静かな横尾を後にする。薄明の中、最初の一歩を刻む感触は重い。それでも仲間の足並みが揃えば、道は自然とできていく。徳沢、明神と下るころには空も明るみ、無事に全行程を締めくくることができた。

こうして振り返ると、久しぶりに冬合宿を全行程完遂できたことの重みが、じわりと胸に広がる。的確な判断で隊を導いた麻呂リーダー、そして厳しい風と雪の中で互いを支え合った参加者各位に、心から感謝したい。
耐風姿勢で踏みとどまったあの稜線の記憶は、冬山の厳しさと美しさを同時に刻み込み、次の山行への確かな糧となった。

頂上

↑ようやく山頂で集合写真

いざ南アルプス 小太郎山!

【期日】2025年7月21日(月)~22日(火)【メンバー】L R子、O会長、Nはる(OB)

7月21日(月)晴れ
芦安駐車場(9:00)=広河原(10:00)~白根御池小屋(13:00)(幕営)

 北岳3193mの影に隠れて日の目を見ない小太郎山に登りたいと昨年から考えていたが、O会長、Nはるさんとの日程調整ができて念願かなっての小太郎山へ。
 三連休最終日のため道路は空いており、芦安駐車場には8時に着いたが、倒木の影響で朝からバスは動いておらず、駐車場の警備員からは倒木の処理は終わっているが許可が下りないと通れないとのこと。数日前の落石による通行止めは午後解除になったので、午後には入れるでしょうと説明があり、出発の準備だけして駐車場で待機となる。しかし予想外に早く9時には解除、乗合いタクシーに乗り10時前に広河原に到着することができた。
 久しぶりの広河原、新しく建替えられた広河原山荘はなんだか北アルプスのようなおしゃれな雰囲気。
これまで広河原から入る時はバットレスに取り付くことが多かったため、広河原から御池小屋までのルートは記憶にない。ほとんど散歩気分でスタートしたが、なかなかの急登で泊りのザックも重く、喘ぎながら登る。更にNはるさんの登山靴のソールが剥がれはじめ、テーピング用テープで補修しながら登るが、結局小屋に着くころには両足とも完全に剝がれてしまった。本人はテントシューズとして持ってきたソールの薄い軽量な運動靴に登山靴の中敷きを入れて、これで明日は登れそうだと言う。まあ、行けるところまで行ってみるかと言うことになり、無事登頂を祈って生ビールで乾杯する。
翌朝は4時30分出発として、早めに眠りに就いた。

7月22日(火)晴れ後一時雷雨
御池小屋(4:30)~草スベリ~小太郎尾根分岐(6:20-6:30)~前小太郎山(7:50)~小太郎山(8:15-8:30)~前小太郎山(8:50)~小太郎尾根分岐(10:15-10:25)~二俣・草スベリ分岐下事故現場待機(10:50-11:15)~御池小屋(12:05-13:20)~広河原(15:50)=芦安駐車場(17:10)

 明るくなるのを待って4時半出発。ひと登りするとなつかしのバットレスが姿を現す。若い頃は広河原までマイカーで入ることができたため今より気軽にバットレスに取り付くことができたが、今は広河原から二俣のルートも通行止めで以前よりバットレスを登る人は減っているのではないかと思う。
 急な草スベリを登りようやく本日最高到達点の小太郎尾根分岐2840mに到着。ここから目指す小太郎山2725mにはアップダウンを繰り返し登頂、再びアップダウンを繰り返して登り返さなければならない。ここで初めて北岳を往復するほうがずっと楽だと気が付いた。それでも今日の目標は小太郎山。この日小太郎尾根に入ったのは我々の前を歩く2人パーティと単独の3人のみ。雲ひとつなく、富士山はじめ遠くの山々を眺めながら歩く。アルペンムードいっぱいのハイマツと岩稜のルート、今日の北アルプスは登山者で溢れているだろうに、静かな山歩きを満喫。
 ようやく辿り着いた前小太郎山では先行していた2人パーティが山頂を踏んで戻ってきた。彼らは小太郎尾根分岐にザックをデポしての往復だったが、「いやー小太郎山、舐めていました。」とひとこと。同感です。
無事山頂に到着。吉原さんや谷井さんから沢を詰めて小太郎山に抜けた話を聞いていたので、どこを詰めてきたのだろうと眺めるが、どこもハイマツで藪漕ぎが大変そうだ。しかし山頂の一段下には数張は張れそうな幕営適地がある。ヨレヨレで到着したことも忘れて、ここで幕営したいなと思ってしまう。
 山頂より標高の高い分岐に戻らなければならないので、気合を入れて出発。快晴はありがたいが、とにかく暑い。帰りはアップダウンをできるだけ避けるように巻き気味に踏み跡を拾いながらルート取りをしたが、時々ハイマツ帯に入ってしまう。なんとか分岐に戻り長かったルートを振り返る。満足!
 二俣との分岐を過ぎしばらく下ると、登ってくる人から「この下で要救助者が出て、ヘリが来るので救助が終わるまで下りないでください。」とのこと。5分ほど下ると7、8人ほどが待機していた。間もなくヘリの音がしたかと思うと、目の前でホバーリングして救助隊1名が下降、要救助者を収容して飛び去って行った。単独の登山者が登山道から10mほど滑落したようだが、現場は特別危険と思われる場所でもなく、灌木帯でけがの程度は分からない。3人の若者パーティが要救助者の処置やヘリの誘導を行っていたが、手際良く消防関係か山岳救助に慣れているように感じた。後日特にニュースにもなっていないので、大きなけがではなかったと思う。
 下山を再開して間もなくポツポツと降り始め、雷鳴と共にあっと言う間に雨具を着なければならないほどの降りになった。滑りそうなNはるさんの靴を気にしながら下るが、御池小屋に着くころには雨が上がり雨の中でのテント撤収は免れた。しかし広河原に向けて出発しようとした矢先再び降り始め、激しい雷雨となる。小屋の軒下に逃げ込み様子を見るが目の前は川のようになり、なかなか止む様子はない。それでもO会長は腹が座っているのか、30分もすれば止む、と落ち着いている。1時間近く待って漸く小降りになったので出発。樹林帯に入ったため、それほど雨も気にならないが、木の階段も多く滑らないように慎重に下るため思いのほか時間が掛かった。なんとか最終に間に合う時間に下山でき、乗合いタクシーで芦安駐車場まで帰ることができた。

 今回は様々な予期せぬことが起こり、また小太郎山をちょっと甘く見ていたこともあり、前期高齢者のパーティにはなかなか大変な山行だったが、満足感に浸りながら帰路についた。
(記 R子)

荒沢谷、雲取山(沢登り)

*1日目【三峰神社手前 雲取林道荒沢橋ゲート12:00~桂谷出合13:00~菅の平(幕営地)1050m付近16:00】
参加者 KO隊長、RMサブリーダー、R子、ON、カツタ 天候:晴(夕方一時雨)

今回日帰り沢ではあったが、皆で焚火も楽しもうとの目的であった。

駐車場から出発の前に、いつものことだがザックに荷物をたくさん詰め込め過ぎて人よりも大荷物!(軽量化大切!)
林道歩きから先輩から頂いた地下足袋を履いていたが、サイズが合わず、入渓ポイントまでから約1時間歩いただけなのに、序盤から足豆を作ってしまい入渓点では沢靴に履き替えてしまった。(ちゃんと考えて行動すること!)
いざ登る

食事担当を任されたが食料が以外と重くザックのショルダーハーネスが肩に食い込む。
当日は曇りで沢登りには最高の気候であったが、予想していた以上に距離が長く感じてはいたが、テン場での仲間とのお酒を酌み交わせるのも実はこの山行の楽しみでもあった。

幕営場所で落ち着いたところ、焚火の火起こしKO先輩に委ね、自分は夕食の準備に取り掛かる前に、大雨が降り出し、テントに避難した後、ツェルトをKU先輩に急いで張って、夕食の準備を整えた。
山行の醍醐味

しばらくした後雨もあがり大御所のT副会長と共に灯り火を囲みながら皆で団らんを過ごした。
これまでも何度も泊りの山行はしているが、仲間との山での団らんは楽しく、そして有意義な時間を共にできる喜びがあり、仲間の話を聞きながら山の勉強をさせて頂いている。

*2日目【菅の平7:00~源頭部 標高1600㎜付近9:10~沢を下降して終了 13:00】

テントデポして昨日の続きを登る、所々に滝もあったがロープを使用せず沢の源頭迄、その後はテント場迄沢筋を使って下り、懸垂箇所も1か所はあったがそれほど難しい場所ではなかった。
沢登り

テントを回収し、同じく沢筋を下り無事に駐車場迄、思った以上に時間がかかり、同じ帰りの林道歩きが体力を奪われたが何とか無事に駐車場へ到着した。

今回も皆さんとご一緒させて頂き、楽しい沢登りを経験させて頂いた。

自分自身今年初めての沢登りが泊り山行であったので、体力を心配はしたが皆さんの足を引っ張らないよう努めてはいたが、所作も含めて人より時間を要してしまう為、山行中は所作も含めて一つ一つの動作を常に素早く行動できる様な意識を忘れない。

そして、来年も同じ泊り沢の計画があったとき、先頭でルーファイを任せてもらえるよう、経験を積みながら沢登りを安全に楽しんでいきたい。

また、楽しい仲間(先輩方)と一緒に焚火をしたい!
荷物は軽くスべし!

山ガールが行く湯河原幕岩

4月某日
メンバー:姐さん(会員外)、まりちゃん(会員外)、しげ子、Y子

ジム練女子メンバーで外岩へ行ってきました。前日にしっかり雨が降ってしまい期待薄でしたが行ってみることに。幕山駐車場から見上げた岩は乾いておらず、どうしたものかと考えていると姐さんが「濡れた岩の練習になるよ。」と前向き発言。リードで行くには濡れすぎているので上から回り込んでトップロープを設置。トップロープとはいえ、足が効かないのでなかなかスリリング。素晴らしいクライミングスリリングな岩のぼり

姐さん・しげ子安定のクライミング、山歴長いまりちゃんの山屋らしい登り、各々のスタイルで昼頃まで登り一旦下山して漁港近くの海鮮定食屋で昼食。その後は雨が降りだしたので岩トレを中止し甘夏を買って帰りました。プチトリップ的な楽しい女子(?)クライミングでした。
前向きにのぼりきる!

2025年 親睦山行 八重山

2025年4月6日(日)参加者10名
上野原駅(9:40)~大堀バス停~重山展望台~八重山山源~重山展望台~大堀バス停~上野原駅

毎年、お花見を兼ねて家族、友人、入会希望者が参加できる親山行が行われます。
あいにく、今年は、会員だけの参加となりました。 初めの目的地は、要害山の予定だったが、山行日の1週間前から天気予報の雨マークが取れず、山行リーダーは、ギリギリまで決定を迷わされた。小雨からスタート小雨からスタート!

家を出る時は、日差しもあったが上野駅でバスを待っている間に怪しげな雲行きに。
結局、今日は親睦山行ということで午前中のうちに登って降りてこられる代替案の八重山へ行くことになった。 歩き始めてすぐにバラバラ、バラっと雨が降り出したので下山は、雨の中と覚悟したが、山頂を往復後、これから親睦会と豚汁が出来上がる頃、日差しが出て暖かくなってきて、その後は雨も降らず食べて呑んでで、賑やかな宴会となった。屋根付きの展望台屋根付きの展望台が今日の宴会場

八重山は、上野原小学校の学校林として自然観察、体験活動に利用されているそうで、生物の表示板があちこちにあって、学びながら春の花を探して歩きました。シュンラン、カタクリ、キブシ、登山口の駐車場にあるトイレは、上野原中学校の生徒たちが清掃をしてくれているそうでとてもキレイでした。還暦のお祝いチーフリーダーMさん還暦おめでとうございます!

今年は、開花直言後に気温の低い日があったため、満開の桜がポツポツと林の中にバッチワークのように見え春の良いハイキングとなりました。

T.さつき

会山行・乗鞍 十石山(雪洞訓練)

期間:2025年3月8日~9日
参加者:L:R子、レジェンドY、麻呂、コイケちゃん、おんちゃん、Mr.びーん、だーまや

3月8日(曇)  白骨温泉(9:15)~湯沢ノ平(12:20)
3月9日(晴) 湯沢ノ平(7:15)~十石山山頂(10:00)~湯沢ノ平(11:30)~白骨温泉(13:20)

 今回、雪崩講習と雪洞訓練に参加することとなった。去年登山を始めて、1月に雪山訓練に参加したものの本格的に雪山に登るのは初めてになる。今までは雪山登山をするとは全く考えていなかったので不安と期待でいっぱいだった。冬山装備一式を借りることができ準備を始めた。当日、現地につき教わりながら装備を整え、今までの登山と違う大きなザックを背負い出発する。雪山は想像以上に歩きづらく、雪山訓練で教わった歩き方を思い出しつつ歩いていたが、急登にさしかかると傾斜の恐怖から立つことができずに這って登った。そして、急登が終わればなんとか先輩たちにについて登る事ができた。
雪山

 幕営地につくと、皆でテント張りと雪洞作り。ここではかなり体力を使った。テント下の雪かきや雪洞掘りのスコップは辛かった。先輩たちの体力には頭が下がる。
その後、ビーコン・ゾンデの使い方を教わる。実際に装置を借り使用することができ理解することができた。
テント
 その夜は自分たちで作った雪洞で寝ることができた。雪洞で寝るなんて思ってもいなかったが、寒くもなくぐっすりと眠ることができた。なんと雪洞泊、快適です。

 翌日は、皆で朝食を食べ身支度を整え出発。天気も良く順調に進んだ。しかし、樹林帯を抜けると雪も深くアイゼンを付けた足が全く重く上がらない。傾斜もだんだんきつくなり何度も休みながらやっとの思いで山頂にたどり着く。
山頂

 天気が良いこともあり、山頂は最高の眺望だった。今まで見たことのないような素晴らしい景色であった。しかし山頂は風が強く凍える寒さでゆっくりと過ごすことができなかった。
 今回は初めて雪山に挑戦したが、厳しい寒さや辛い雪道もあったが頂上での眺望や仲間との幕営や食事を楽しむことができた。是非、また雪山にチャレンジしていきたい。そして、雪山装備を揃えなければ…。
景色

文:だーまや

東洋のマッターホルン 大源太山

期日:2024年10月6日
参加者:Lいずっこ、そうべぇ、コイケちゃん、岩沢氷、Kちゃん、サツキ

旭原駐車場(8:46)~謙信ゆかりの道(9:01)~大源太山(12:01-12:30)~謙信ゆかりの道(14:43)~旭原駐車場(14:57)

少々、昔のことであるが振り返りを行いたい。

自他共に認める雨男そうべぇが参加したことが影響したのか、1週間を切ったあたりから天気予報が悪くなり始めたため、それほど悪い予報ではない中央道沿いの茅ヶ岳を3日前に候補地に加え、直前まで迷ったが、関越方面の予報が回復傾向だったため、メンバーの意見も聞き、前日の昼に目的地を決定した。圏央道を走っていた午前6時頃の車窓から見える雲は低く、今にも降り出しそうな空が広がっていたが、群馬県に入るころには高い雲の間から青空も見られ、長い関越トンネルを抜けると青空が広がっていた。到着が8時を優に超えた時刻だったため駐車スペースが心配だったが、ちょうど2台分空いていた。
山

身支度を整え、準備運動もそこそこにスタートした。40分ほど歩いた2箇所目の渡渉点でハプニングが発生する。入会して半年のサツキが渡渉地点に張られたロープに身を任せたところ、振られて水没してしまった。首から下が完全に濡れただけでなく、腕を脱臼し、上がらないとのことで岩沢氷と下山することになった。残りのメンバーは山頂を目指し、ピストンで戻ることにした。この箇所から先は山頂まで急登が続いていた。上越のマッターホルンは伊達ではない。
山頂をめざす

山頂に到着後、コイケちゃんが途中に立ち寄ったコンビニで購入したバースデーエクレアでそうべぇの誕生日を1日遅れで祝い、昼食を取った。Kちゃんも食後のデザートに冷えたシャインマスカットを持ってきてくれた。山頂で長く休んでいたところ、途中で抜かした行田市の山岳会に所属しているという5人組の中に相模原出身のメンバーがいてローカル話にも花が咲いた。山頂からは谷川連峰の山々が見渡せた。大源太山や谷川岳といった急峻な山と仙ノ倉山や巻機山といったたおやかな山が同じ山域にあるのは興味深い。

今回のルートではほぼ全域で携帯電話の電波状況が良くないため、下山した2人の状況が分からず不安だったが、下山後にサツキのけがが大事に至らないものと知ったときは安堵した。
 ハプニングにより計画通りにいかなかったが、少しの注意や周りからの声掛けで防げた事故でもあり、改めてその必要性を実感できた。次に同じような場面に遭遇したときには本人、メンバーとしてどのように行動すべきかよく考え、事故のリスクを減らしていきたい。
リスクを減らす

大室山バリエーションルート実践トレ

日付:令和7年2月23日(日)

参加者:おんちゃん先輩 サツキ

椿大橋付近(7:20)~ヤケハギ尾根取付~前大室~大室山山頂~雨乞岩~椿分岐~943小ピーク~登山口(16:20)

 気持ち良く晴れた日曜日。裏丹沢大室山にてバリルートの実践トレを指導してもらった。内容は地図読み、ロープワーク、ツェルト設営、ロープを使った下山など盛りだくさん。まずは地図読みからスタート。磁北線にコンパスを合わせ、山座同定して、現在地と進行方向を確認する。今まで完全にGPS頼みだった私には、基本であろうこの作業(というより言葉すら知らなかった!)は、新鮮でとても興味深かった。ちょうど先日、伊豆の里山歩きの際にさんざん道迷いをしたばかりだったため、破線ルートの読図は私にとってタイムリーな内容。これは、ぜひ身につけなければと思う。地図読み地図読みをしっかり!

 予定ルートを進み、途中一般登山道に出ると一気に視界がひらけ、富士山がよく見えた。アルプス山脈や相模湾、駿河湾まで見渡せる展望は、期待していなかったため余計にうれしく、まるでご褒美。足元から山頂へ続く木道にも安堵して、何度もスマホカメラのシャッターをきる。登山道からの眺め登山道からの眺め良し!

 その後、山頂近くでロープワークとツェルト設営について教わった。‥昨年11月には、相山協遭難救助講習会でロープワークの基礎を学び、ツェルトについても何パターンか設営方法を学んだ。その日は『よし!』と手応えを感じたものの、しかし3か月後には、すっかり忘れていて、簡易チェストハーネスの装備すら先輩に頼る始末。自分の記憶力の無さには驚かされてばかりである‥。

 さて、いよいよ下山だが、山頂には多少の積雪があり、しかもルートは傾斜が急だったのでチェーンスパイクを装備。地面は凍っていてストックが刺さらないほど。地図と現在地を確認し、迷いやすいポイントに注意を払いながら慎重に歩をすすめる。徐々に雪はなくなり‥地面にストックが刺さるようになり‥土はほろほろと柔らかく、滑りやすくなる。しばらく下りると、傾斜が緩み開けた場所に出たので一息ついた。そこでチェンスパを外す。その後何度かしりもちをついたが、何はともあれ先輩の声掛けのおかげで、最後までルートから外れることなく予定の林道に出た。平坦で整えられた道に心からほっとする。そこから駐車場まではすぐ。朝、澄んだ光に照らされていた景色は、夕陽を受けてやわらかな色合いに変わっていた。残雪のあるルート残雪のあるルート

 はじめてのバリエーションルートは緊張感のある道だったが、その自由度はとても魅力的で奥深いと感じた。朝から夕方まで内容の濃い一日で実践的な学びが多く、充実した時間を過ごせたことに感謝が尽きない。                                           (記:サツキ)

いざ、金ヶ窪沢

2月某日、アイスキャンディのシーズンに入って3回連続の金ヶ窪沢。この沢は、三ッ峠の下部にあり、都内からのアクセスもすこぶる良い。人気のエリアだけあっていつも多数のパーティーが入っており、前回も満足に大滝を登れなかったのでリベンジで計画をした。駐車場から滝までは1時間程度のアプローチ。行ってみると、先行パーティーはいたものの2番手で大滝の左側に取りつく事ができた。
天気は快晴天気は快晴!

我々のパーティの人数は、少ないためトップロープ(以下TR)で遊んでいてもすぐに飽きてしまいそうであったため、ダブルロープで短くピッチを切り、マルチピッチまがいに登ることにした。全部で4P。冷え込んだ今日の氷の状態はなかなか良く、スクリューもがりがりと気持ちよく入る。難なく滝の上部まで登り詰め、せっかくだからと氷結した上部のナメにも足を踏み入れてみた。
登りまーす登りまーす!

頑丈そうな支点になる気を選び、ナメの部分の15メートル程度を懸垂で降り、その後の大滝は60mのダブルロープで一発で降りたが、登っている間に思ったより氷が融けており滝の氷の表面を流れる水でロープを濡らしてしまった。
だいぶ高度感出てきましただいぶ高度感が出てきました!

滝から降りてTRで遊ぶべく濡れたロープを張りに行くが、濡れたロープは今度はしっかり凍ってしまい操作が難しい。摩擦と手で暖め解凍しながらのビレイは難しく、1本ずつ登ったところで、良い時間になっていたので諦めて回収して下山した。

反省メモ:ロープダウンしてロープが濡れてしまいそうであれば、繰り出し懸垂で。

個人山行つづら岩

今回は、奥多摩の岩登りのゲレンデのつづら岩にマルチピッチの練習に来ました。

暁山岳会から離れて、相模原市山岳協会所属の岩登りに強い「やまじ会」から、岩の伝道師「Mさん」と「Kさん」と新人のHくん」、相模健康山の会さわらびから、バックカントリーから沢登り、岩登りと何でもこなす「KJくん」と5人のパーティで、千足バス停にある有料駐車場で1000円を払い早速入山。
山肌

いまのところ、他の岩登りのパーティは見当たらない。貸切だといいなぁ。
つづら岩は岩までのアプローチが長く、最後がものすごい急登。彩滝を過ぎると取付く「馬頭刈尾根」は馬の首のたてがみ部分を登るような急登でした。このまま、山頂まで突き上げてしまうのではないかと思ったが、2時間ほど歩いてようやくつづら岩の基部に到着。11月も最後の週末なので、日陰はピリッとした寒さ。見上げるつづら岩は切り立っていて、迫力満点。MさんとH君と私がダブルロープで、パーティを編成し、KさんとKJ君はシングルロープでザイルを結んだ。
山登

最初に取り付いたのは、左ルート。簡単だよというが出だしから渋い。
何とか引き上げてもらい山頂へ。山頂から見る南面の富士山はとっても綺麗。今年は遅れていたが5合目付近まで、雪も積もっているように見える。
「十分楽しめたので、もう帰ってもいいくらいだ。」と軽口をたたきながらの50メートルロープをダブルで一気に懸垂下降。
山高い

次は、シングルロープで残置してもらった右クラックルートを登る。高度感は満点だ。隣で一般ルートを登るKさん、KJ君のペアが四苦八苦している。上部のトラバースが嫌らしい様子。では次は「一般ルートを登りましょう」とMさんに声を掛けられたが聞こえないふりをした(笑)出だしが少し厳しいが、トラバースまでは快適。問題のトラバースも、高巻きするように少し上がってからトラバースすると、何とか通過することが出来た。最後の詰め上がりの箇所が、ホールド少なく、ちょっと厄介。H君もだいぶ時間を掛けていた。
トップロープ

その後も、トップロープを使ってアイゼン・アックストレーニングなどを行い。気が付くともう16時になっていた。
皆ヘッドランプを準備して下山。下山は1時間ちょっとで降ることが出来た。みな、愉しい岩登りに満足げだ。
完登

こうした山岳会を跨いだ交流もまた、山岳会の醍醐味だと思う。もっと練習をして、他の山岳会の皆さんにも負けないように頑張らなくてはと思う。(文:コイケちゃん)