乗鞍 山スキー

【日時】4月2日
【天候】晴れ
【メンバー】レー子(L)、みのさん
【行程】
乗鞍スノーリゾート カモシカリフト終点(9:45)~肩の小屋(12:20~12:40)~駐車場(14:00)

【報告】
朝5時に相模原を出発し9時前にスキー場駐車場に到着、身支度してゲレンデに向かう。
痛ましい雪崩事故の報道が繰り返された1週間だった、勿論ビーコン、スコップ、ゾンデ棒の装備は忘れない。
晴れ女を自称するレー子さんの神通力は今日も健在で、青空をバックにした乗鞍の白い峰々が絵葉書のように並ぶ。

ゲレンデをリフト1本分滑って準備運動した後、リフトを3本乗り継いで歩行開始地点に到着する。
沢山のパーティーが登り支度をしている、スノボー組、スキー組、登山組、水分補給を促すガイドさんらしい声も聞こえてくる、大変にぎやかだ。

スキーにシールを貼ってレー子さんが先導する、いきなり急登だ。
樹林帯を幅15m位伐採した明瞭なコースを黙々と登る。
途中で休憩してまた登る、森林限界を越えた地点に看板が立ち、ここから先は視界が悪いと迷い易いと注意書きしてある。

緩やかな広い雪原を進むと左手に高天ヶ原、正面やや左に剣ヶ峰、右側に摩利支天岳のピークと幾筋もの稜線と沢筋がワイドに見える、驚いたことにスキーのシュプールや歩行者のトレースがあっちにもこっちにも付いており、行動する人の姿も見える、スノボー担いで登る人、下山する登山者、滑降する人、実に広大な遊び場だ。

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登ってきたパーティーはそれぞれの目的コースを目指して散らばっていく。
右手には2月に山スキーした十石山も顔を見せる。
気温はほぼ零度、やや風もあり小さく千切れた雲が次々に通過していくなか肩の小屋に到着、小屋の手前で昼食にする。

時間も押しているので剣ヶ峰は登らず、ここでシールを外してザックに仕舞い滑降準備する、師匠の○○さんは銀パラいち押しだったと語りながらレー子さん入念にワックス掛けする。

単独のボーダーが無造作に滑降していくのを目で追いかけて後に続く。
雪の表面がクラストしておりクラストを割りながら滑降するのでターンがしんどい。
このコースでのパウダースノー経験があるレー子さんはこのモナカ雪に大変ご不満だ。
一息つくたびにご不興の言葉を漏らしつつもすいすい滑っていく。

自分は強引なターンを試みたら両足ともにビンディング開放してしまい一回転する、遠心力で帽子とメガネが飛んでしまう。
スキーブーツの脛のバックルを少しきつく締めるとスキー板のコントロールが良くなる、先行者がクラストを粉砕してくれた場所を選んでターンするともう転ばない、次第にクラストも薄くなり調子が上がりスキーを楽しむ。
樹林帯まで下ると大勢の滑降により整地されているので楽に滑れる。

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登山者が急な斜面を選んで尻セードしている、ゴムの板を尻に敷いて滑る、スピード上昇してバランスを崩し絶叫をあげて転がり落ちていく、つい笑ってしまう。

やがてスキー場のゲレンデに出る、プレスされた雪面は滑りやすく程なくして駐車場の脇まで滑りつく。

道具を片付けると午後2時を少し回っている、温泉を浴びて3時前に帰路に着く。
渋滞に遭い8時前に相模原に到着する。

雪質に対する経験値を幾つか得、道具も馴染んできた、楽しく手応えのある一日だった。
晴れ女のレー子さん、次回も健在でお願いします。

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